児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

誰が何と言おうと

私が大学時代書いた曲の歌詞にこんなフレーズがあります。

 

 

夢は勇気をくれる

現実は僕を裏切る

君は優しさをくれる

世界は富を追いかける

人の塊が大きくなるほど

弱くなっていくものがある

僕が僕である意味を知りたいだけなのに…

 

昨今のコロナウイルスに関する問題が世論を動かしている最中、昔書いた自分の歌詞が胸に突き刺さる。

当時の私は、この社会にいろんな不満がありました。それは、制度に対しても、世間の常識に対しても。私が目指している道を阻害するものがあまりにも多かったことが原因です。私の周りの人は、こんなにも素敵な人で溢れているのに、集団になった途端、その様子はガラリと変わってしまうのです。

 

 

みなさんは何を目指して生きていますか?

 

 

施設にいた当時、私は幸せな居場所を得ることができたと思っていました。衣食住が確保されて、好きなだけ勉強もギターもできました。それが、今に生きています。

大学に出て、そこで初めて、様々な人種と出会い、広い世界を知りました。(それでも、狭い世界だったのですが)

広い世界を知れば知るほど、何をしたらいいのかわからず、リスクを恐れ、何もできなくなっている自分がいました。

 

 

 

 

 

コブクロの「虹」という曲の歌詞にこんなフレーズがあります。

 

3色のクレヨンで 何だって描けたのに

100色の絵具 目の前に 被写体が決まらない

 

私が目指していることは、結構シンプルです。それなのに、いつか手段が増えすぎて、どの道具を使っていいか迷って、ただただ時間だけが過ぎているように感じています。

 

 

 

 

私は、ただ、楽しく暮らしたいだけ。お金は大事ではなく、ただ、楽しければそれでいい。社会の目を気にすることなく、のびのびと出来ればそれでいい。

 

 

 

 

 

私の人生は、私のもの。

さあ、今日も1日が始まる。

100色の絵具の中から、三原色だけを選んで、1日を創造していきたいと思います。