児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

娘との2時間

先日、妻を休ませる目的で、娘を連れだし、公園へ遊びに行きました。

私の住んでいるところはまあまあの田舎で、最寄りの小学校まで徒歩30分というまあなんというか、とにかく田舎なんです。

その代わり、人が少なく、山や海に恵まれ、自然豊かです。子どもを遊ばせるにはもってこいなんです。昨日は天気が良かったので、小学校裏の公園で1時間ほど遊びました。

 

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娘は1歳半なのですが、外に行くだけでほんとに楽しそう。砂をつまんでみたり、石を拾ってみたり、よたよたと走ってみたり。たまに私のところに寄ってきて、抱っこをせがんで来るのですが、2~3分抱っこしたらまた自分で遊びに行くのです。かわいいいいいいいいぃぃぃ

 

 

公園にはほとんど人がおらず、犬を散歩させているおっちゃんと、ひと家族がグラウンドで自転車で遊んでいた程度で、遊具は使い放題でした。でも、娘が一番ハマった遊びは、階段の上り下りです。何が楽しいのかよくわかりませんが、階段を手を繋いで上り下りするのが楽しみたいで、一番上まで登ってはハイタッチ、下まで降りてはハイタッチ。お父さんが疲れましたよ。でも、1年くらい前は寝返りできたくらいで大騒ぎしていたのに、いつの間にかこんなに成長していることに感動しました。日ごろ子育てをしてくれている妻に感謝です。

 

 

その後、車を5分ほど走らせて、近くの海に行きました。

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海水浴場があるのですが、冬場は公園みたいに普通に開放しているのです。娘は、砂浜で漂流物であろう木の枝を拾って、砂にたくさん線を描いていました。枝が目や口に刺さらないか心配していましたが、振り回したりしていなかったので、近くで見守っていました。なんか自然に囲まれて、健康的に育ってくれればなあ、と思いました。

 

 

自宅に帰って、少しの外出の間にあったことを話しました。まあ、いつも通りの会話なのですが、いつもとちょっと違ったのは、妻も娘も、いつもより表情が明るくなっていたことです。

 

 

 

 

 

子育てについて、ちょっと考えてみました。

幼い子どもって、片時も目を離すことが出来ませんよね。逆に、子どもも、片時も目を離されていませんよね。それが当然っちゃ当然なんですけど、2人がずっと一緒にいることが続くと、お互いにしんどいのではないかと思いました。いくら親友と呼ばれる仲の友達でも、よほど信頼している人でも、お互いに常に密着してべったりしていると、どうしてもお互いの嫌なところから逃げられず、だんだん嫌になってくるはずです。

小さい子どもも、1人にされるのは不安だと思いますが、同じ人とずっと一緒もきついのかな、と。妻だって、子育てばかりでは、気が滅入ると思います。子育てって、楽しいことより、面倒だったり時間がかかったりすることが多いと思うので。

それから、たった2時間ですが、娘を連れて出かけて思ったのは、想定しなければならないことが、やたらめったら多いということです。行った先に危険なものはないか、危ないものを触ろうとしていないか、石や虫を誤飲しないか、おむつの状態は大丈夫か、手洗い場はどこにあるか、どれくらい遊んだら、夜ちゃんと寝てくれるか、ご飯の時間を考えると、何時位に帰らないといけないか…。普段子育てしていない私でも、これくらい気になることがあるので、妻はその10倍くらい考えているのではないかと。普段はその上に家事仕事をしてくれていると考えると、ホント、感謝が尽きません。

 

 

 

 

今の私にできることは、たまに妻から子どもを引きはがし、妻が不安にならない程度の時間で遊んで帰ってくることかな、と思っています。

 

 

 

娘の変化をみながら、子育てになにが大切か、これからも考えていこうと思いました。