児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

養育能力≒・・・

 

 

皆さんは、養育能力、ありますか?高いですか?低いですか?

 

 

 

 

子どもをしっかり育てる力を総称して「養育能力」と定義したとしましょう。そう考えると、養育能力を決める要素はたくさんあります。

 

・子どもの抱っこができる。

・オムツ替えができる。

・ミルクを作れる。

・泣いてる子をあやすことができる。

・寝かしつけできる。

・ご飯つくれる。

・栄養バランス考えれる。

・部屋きれいにできる。

・上手にできたら褒めることができる。

・悪いことしたら叱れる。

・一緒に遊べる。

などなどなどなど…

 

 

 

たくさん要素ありすぎて、何がなんだか分かりませんよね。

それから、子どもを育てる力なんて、子育て実際にしてみないと分かりませんよね?養育能力なんか、子どもが生まれた時がスタート地点なんです。

もちろん、子どもも大人も人間なので、性格いろいろだし、合う合わないあるし、上手く行く時もあれば、そうじゃない時もある。

じゃあ、新米パパママは養育能力低い?そうじゃない人たくさんいますよね?

 

 

 

 

そもそも、子育てって常に手探りで、こうやれば上手くいく的な確実な方法もない。やるしかないのが養育なのに、「能力」なんて生々しい表現することがあります。児童福祉界隈では、「あそこの家庭は養育能力低いからねー。」なんて残酷な表現している人も少なくありません。

 

 

これ、「能力」という表現が間違っているのではないかと思います。

 

 

養育に関しては、どれだけ向き合って子どもがしっかり成長できる方法を模索できるかがカギになると思っています。

 

 

 

私の中の結論は

「養育能力≒養育意欲です。

 

 

 

子育てにしっかり向き合い、成長して変わっていく子どもの姿を見つめて、方法をその都度調べて、考えて試して、なんとかかんとか踏ん張ることができれば、子育てはできます。子育ては能力低くても、できます。

当然、失敗はつきものです。試した方法が上手くハマる子どももいるし、ハマらない子どももいます。みんなに同じ教え方しても、成績に差が出るのと同じです。

 

 

 

 

 

子育てしている皆さん。失敗していいので、一生懸命、子どもに向き合ってください。もちろん、重大事故になるようなことはダメですよ?でも、上手くいかない時は相談して、別の方法を試して、それを繰り返すことが大切です。能力は後から付いてきます。

 

 

 

 

大事なのは、気持ち。