児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

歌の素晴らしさ

私の趣味はギターの弾き語りです。大好きな曲を、アーティストになりきって歌う。なんと気持ちのいいことか。これほど楽しい趣味はないと思っています。カラオケも好きです。

 

 

歌の何が良いって、どんなクサいセリフも、キラキラしたポエムも、何の恥ずかしさもなく表現できるじゃないですか。

恋愛ソングなんか、普通に言葉として言ったらめちゃくそ恥ずかしいことでも、歌なら声に出せますよね。しかも、自分が書いた歌詞ではありません。「〜〜の曲だから」と言っておけば、私たちは恥ずかしいポエムも人のせいにして体現できるのです。サイコー!

 

 

私の個人的な分析ですが、売れる曲の歌詞って、多くの人に共感されることが条件にあると思っています。多くの人が心の中で言いたくても言えないことを代弁するアーティストが、売れるのではないでしょうか。

 

 

そんな私ですが、実は作曲が趣味です。ポエマーです。(はずかちぃ…)

 

 

 

 

 

 

 

大学時代の話をします。

 

一緒にギターを弾く仲間が欲しくて、アコースティックギター愛好会なるサークルに入りました。なんかもうゆるゆるのサークルで、ギターの上手い下手関係なくお互いがお互いを褒めるようなところで、居心地が良かったのを覚えています。

ある日、同級生の部長と話していて、「オリジナルソング作りたいね」となって、サークルをテーマに曲をつくりました。ちょっとした業者に頼んでレコーディングしてもらい、サークル仲間がジャケットを描き、集合写真を撮り、卒業制作としました。

オリジナルソングのメロディと粗方の歌詞は私が作りました。それにサークル仲間と話し合って歌詞を書き足し、作品ができました。

完成したCD音源は、お世辞にも良いものでありませんでした。しかし、たった一言から始まり、作品ができるまでの過程は、最高に楽しいものでした。そして、私が作った歌を仲間が歌ってくれて、喜んでくれた。最高に幸せな時間でした。

 

 

 

あァーー青春ン!