児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

暇そうにしている警察官

引っ越しして、運転免許の住所変更に行った時の話です。私の現住所はなかなかの田舎にので、警察署も田舎。それでも警察署には変わりないので、ちょっとドキドキしました。

 

 

 

 

 

 

窓口の奥に座っている警察官。やっぱりガタイが良くて強面な人ばかり数名。真剣な表情で、何かを見つめていました。

ん?ローカル番組のグルメコーナー?

よく見りゃ、こっくりこっくり居眠りしている警察官もいるじゃないですか。

 

 

 

 

 

 

 

 

この状況を見て、皆さんはどう思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、暇そうにしている警察官を見て、「ここに引っ越してきて、よかった。」と思いました。

警察が暇=平和ってことですよね?この地域では、朝の横断歩道には、黄色い旗を持った交番の警察官をよく見ます。警察が、犯罪を取り締まるのではなく、未然防止の働きをしているのです。

警察って、警察学校で修行して、法律学んで、ガチガチの縦社会の中で生きている、厳しい人って感じだったのですが、なんかほっこりしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

本来、普通に生活していれば、警察の厄介になることなんてほとんどありません。日本は、善良な市民には優しいものだと思います。人と人が仲良くしていれば、警察は必要ないのです。

 

児相だってそう。本来必要ないんです。

 

人を大切に、子どもを大切にしていれば、我々が手を出す必要はないのです。家族の困りごとを解消するための手助け程度なら、役所で十分です。子どもが危険な目に遭うから、児相が必要なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の職場では、公務員ではあり得ないほどの残業をしている職員が大勢います。これがどういう意味か、解りますよね?

 

 

児相が暇な部署であれば、ひとつひとつの重大案件にしっかり向き合うことができるのでは?と思います。暇な時は、勉強会とかしながら、知識と技能を身につけていく。消防士や警察官が体を鍛えているのと同じように、子どもに関する法律や制度の使い方を学べば、専門性も身につきますよね。

 

 

でも、いつも電話鳴りっぱなし。緊急対応が日常茶飯事。そんなんじゃ、専門性もへったくれもありません。ボールの蹴り方知ってるくらいの素人がいきなりピッチに立たされ、「負けたら許さんからな!」と野次飛ばされたって、勝てませんよ。

 

 

 

 

 

 

余力って、大事なんじゃないかな?と思う今日この頃です。

 

 

児相職員が「あ〜ひまだな〜」と言っている社会、夢みたいですね。