学校不適応なのに、不登校にならなかった理由
私はとにかく人間関係作ることが苦手で、友達もめちゃくちゃ少なく、仲のいい友達はみんな他所のクラス。いじめも受けたし、クラスに居心地の良さを感じたこともなく、
でも、不登校になりませんでした。
その理由は、「学校教育には終わりがあると分かっていたから」です。
キツい状態も、我慢すれば、いつか終わりが来る。そう理解して、次の環境に変わることを待っていました。
そうやって、小中高と暗黒期乗り越えました。
大学では、友達に恵まれ、楽しい生活を送ることができました。それは、行きたい大学を自分で選び、行きたい場所に行けたことが大きかったのでしょう。大学では友達に恵まれて、楽しく過ごすことができました。
しかし、大学の人間関係が永遠に続くことはなく、就職すれば、当然仕事中心の生活になります。大学がいい環境だったとしても、終わりは来るものです。
たまに、「大学に戻りたいなあ」と思うことがあります。今まで私にはなかった感情です。それより前に戻りたいと思ったことのない私が、そう思って初めて気づいたことがあります。
いい環境も、悪い環境も、いつか終わりが来る。
そして、環境の良し悪しの分岐点には、自分の行動がある。
小中学校はしょうがないと思っていました。義務教育なので。でも、不登校にならず、辛い思いをし続けたのは、私が行動しなかったからです。逃げなかったことは、学力的なことを言えば、今となってはいいことだと思いますが、それと引き換えに心に傷を負いました。
大学は、自分で選びました。自分の意思で決めました。誰かの期待とかではなく、離れた場所に行きたいというその気持ちだけ。自分の気持ちだけで選んだ進学先なのに、心の豊かさは全く違うものになりました。
高校時代にずっと聴いていた、コブクロの「轍-わだち-」という曲の歌詞にあった一節を、心の底から理解したのは、大学に入って数年経った後でした。
こんなに強い自分がいることに
気付いたのは
この道が 誰でもない
自分で選んだ道だから
これからも、自分の道は自分で決めていかなければならない。誰かから批判されても、自分で選んだ道を進むだけです。私は、そうしたいと思います。
〜不登校で悩んでいる人へ〜
学校に行きたくないなら、それでいいと思います。学校に行きたいのに行けない人は、その悩みを誰かに共有して、解決方法を考えた方がいいと思います。少なくとも、行くか行かないかは、自分で選んでください。自分が「これがいい」と思った方向に決め、他人のせいにせずに済むのなら、それが最善です。
自分の気持ちは大事。