児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

理不尽

大学4年の時、某自治体の教員採用試験の2次試験で落ちました。教授からは「なぜお前が落ちたのか、意味がわからない。」とのコメントをいただきました。その後、何故落ちたのか、教授と振り返りをしていると、面接のある質問に対する答えが原因ではないかと指摘を受けました。

 

(質問)

「あなたは、アルバイトで何を学びましたか?」

(回答)

「はい。私はアルバイトで、理不尽に耐えることを学びました。もちろん、仕事をして、的確に指示をくれる上司や、いいお客様は多くいます。しかし、上司でもお客様でも、感情に任せて理不尽なことを言う人がいます。そこで、自分が感情的になっても、仕方がありません。理不尽なことを言われたら、耐えたり受け流したりしつつ、自分の仕事をきちんとこなさなければ、給料は発生しません。以上のことから、私は、アルバイトで理不尽に耐えることの大切さを学びました。」

(評価)

・この質問は、仕事に対する肯定的意見を求めているもの。

・また、この質問を教員としての仕事に繋げて回答すべき。

・内容が、社会に対してネガティブな人物像を与えている。

 

 

コメントをもらえば結構納得しました。ああ、この回答いけなかったな、と。

 

 

 

 

しかーし、社会は理不尽で溢れています!

声を大にしていいます!

社会は理不尽まみれの世界ですよー!!!

 

 

 

私の生育歴もそうだし、社会人になってからも、常日頃理不尽と付き合いながら生活しています。でも、社会は理不尽なもの。これは事実。虐待やいじめ、毒親体罰パワハラ、セクハラ…。全部理不尽なんです。小さな理不尽もたくさんあります。一日一善とはよく言ったものですが、普通に生きていれば一日一理不尽くらいあります。それを正直に話した私が間違っていると。公務員になれば、お客は市民であって、こちらで選ぶことはできません。当然、理不尽に罵られることも多々あります。「こっちは、税金払ってるんだぞ!」と言われ、無茶苦茶な要求されることもあります。こちらも、出来ることは最大限やっています。むしろ、私たちだって市民の税金からもらった給料で税金を払っています。与えられた仕事は確実にこなしているのに。私としては、納得いかないことなんです。あー、社会って理不尽。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、試験対策していなかった私が悪いんですけどね。

だから、今年の採用試験も2次で落ちたんでしょうけどね。

ひねくれてるんですよ、私。

 

 

もうちょっと、賢く生きないと。ということですかね。