児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

明日から仕事だけどビール飲んだ

ああ

ビールうまい

 

 

普段

仕事の前日は

寝起きが悪くなるので

飲まないが

今日は妻の実家から

ビールをもらった

 

これがうまいんだ

 

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おいしいに

決まってるのか

これだけ自信があるのか

 

うまいわけだ

 

 

もう一口

 

 

喉を冷たい炭酸が

するすると通り抜ける

寒くなり出したこの時期

ぬくぬくしながら

 

ああ

ビールうまい

 

 

 

ビール飲み始めたのは

大学の頃

初めて飲んだときは

こんなもの好き好んで

誰が飲むかと

思っていたのに

 

 

ああ

ビールうまい

 

 

今日は有意義だった

 

晩ご飯も作った

平日用の作り置きも数種類つくった

風呂も洗った

娘を風呂に入れた

 

 

ああ

ビールうまい

 

 

明日も仕事

ハードな仕事が待っている

重労働ではないが

心への負荷が大きい

私が施設にいた時

こういう大人同士の

嫌な部分を

児相が受け持っているとは

経験しないと

わからないよな

 

 

もう一口

ビールうまい

 

 

 

 

 

中のことって

経験しないとわからない

みんな

本とか

人の話とか

別の手段で

知りたい情報を得る

 

 

 

もう一本

缶の口を開ける

冷えててうまい

この爽快感

ふわふわとした気持ち

 

 

 

経験したことを

誰かに教えて

それを教訓にして

誰かが幸せになってくれたら

あと

自分も普通に生活できたら

もう

じゅうぶんだ

 

 

 

 

ビールうまい

 

 

おいしいに決まっているビールを

おいしいと知っている人が

お互いの合意のもと

巡り合い

需要と供給の関係で

お互いを満たす

 

 

 

ああ

うまい

 

 

 

私は今

ビールのおかげで

明日から頑張ろうという気持ちが

芽生えている

 

 

 

ビールみたいな人間になりたい

 

 

 

ある人にとっては

毒かも知れない

しかし

ほんの一部の人に

幸せを運ぶ

 

 

 

ビールうまい

 

 

 

 

 

ビールうまい

 

 

 

 

 

ビールうまい

 

 

 

 

 

 

 

ビールうまい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はあ

明日有給

使いたい