児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

休日の公園

妻と1歳の娘と

休日の公園に行った

 

市内でも有数の大きな公園で

家族連れで非常ににぎわっていた

テントをたててくつろぐ家族

ボールをつかって楽しく遊ぶ家族

遊具で遊ぶ子どもを見守る親

 

そんな中私たちは

ただた公園を散歩していた

 

1歳で歩き始めたばかりの娘に取って

歩くことだけがとても楽しそうだった

公園の芝生を指で触ったり

小さな石や大きな石の感触を確かめたり

舗装された道を爪でカリカリしてみたり

空をみて眩しそうに眉をひそめてみたり

 

子どもにとって

未知の世界である公園は

新鮮だったのだろう

 

突然、娘が空を指さした

その方向を見てみた

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何もない

けれど、きれいだった

 

まだ喃語しか話さない娘だが

感じ取ったことがあったのだろう

 

私たち大人は

子どものような純粋さがなくなり

お金や見栄、建前、世間体ばかり見えてしまう

子どもはそんなもの関係なく

自分の心の赴くまま

一生懸命に楽しんでいる

 

子どもがいるから気づかされる

いろんなことに気づかされるから面白い

毎日の生活に疲弊していても

子どもの素直さから学び

人生に生かしていく

 

 

そうして人生を豊かにできたら

もっと幸せになれると信じて