児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

経済的支援の話

 

 


※今回の内容は思ったことをベタ打ちで書いているので文脈がぐちゃぐちゃになっています。予めご了承ください。

 

 

 

 


大学生活自体は順調だった

ただ、金銭面で困った

授業料免除の書類を期日までに

提出できず

学生支援課に掛け合った

一応、書類は通してもらった

 


初めて稼いだアルバイト代は

同窓会費やらなんやら

訳の分からない諸経費で

全額消えた

 


幸い

施設で準備したお金があったため

生活に困ることはなかった

しかし

毎月振込があるのは

利子なしの奨学金月5万円程度

学生寮自治寮だったこともあり

寮費はかなり安かったが

その分自治の仕事が多かった

先輩に紹介してもらった居酒屋のバイトは

3ヶ月で辞めた

高校時代していたバイトと違い

大将の機嫌ひとつで

職場の雰囲気が変わった

意味がわからなかった

ひとりの大人が機嫌ひとつで

職場の状態を悪くする

人としてどうなんだ?

と思った

 

 

 

 


ある日

どんな流れだったかは覚えていないが

友達の仕送りの額を聞いて

驚愕した

私の奨学金の月額よりも多く

その上アルバイトもしている

 


そうそう

周りを見渡せば

私と周囲の

金銭感覚の違いにも驚いた

私はTシャツひとつ買うのに

デザイン、値段、今後必要なのか

いろいろ考えた上で購入する

消耗品だって食料品だってそうだ

しかし

同い年、歳が近い同級生は

なんとなくでどんどん買う

中には値段も見ずに買う人もいる

 


どんな生活したらそんなに

お金持ちになれるのか

と思っていた

 

 

 

今思えば

私は積極的にお金を使ったことがなく

両親の離婚の原因のひとつに

借金の問題があったため

お金を使うことに

ひどく抵抗があったのかもしれない

その証拠に

私は結婚した後初めて

クレジットカードを作った

しかもデビットカード

そういう性格だったのかもしれない

 

 

 

 

 

 

私には奨学金とアルバイトしかない

自治の仕事が多い学生寮を出て

一人暮らしを始めた

月々の家賃光熱費の値段は上がったが

その分バイトができた

旅行やイベントには

貯金を崩して参加した

 

 

 

 

 

 

世の中理不尽だなと思ったことがあった

私は生活上

1人世帯で生活しており

弟妹がまだ高校生だったこともあり

授業料免除は

外国人留学生と同じ扱いで

自分で収支をつけて

書類を提出していた

それで

授業料免除は半額だった

残りの半額は貯金から落ちた

寮に住んでいたある友達は

軽自動車を所有していた

授業料免除は全額出ているとのことだった

私は学生課に問い合わせた

なぜ、私は半額なのに

車を持っている友達は全額なのか

学生課の説明はこうだ

「困窮度」ものが存在して

それは世帯の収支が大きいほど

度数が高いと判断される

私の場合

1人世帯で収支の出入りが少ない

一方

家族の世帯での計算になっているものは

収支の出入りが多くなり

困窮度が上がるのだという

 


「私は、児童養護施設出てて、家庭からの経済的支援がないんです。そんな中授業もきちんと出てます。バイトと奨学金で生活しています。なぜ全額免除してもらえないのか、私は不満です。困窮度のことも理解しましたし、私が全額免除に届かなかったこと了承しました。お金も出します。でも、次回は考慮してください。お願いします。」

 


完全にけんか腰

後期の授業料は全額免除だった

その後、全額だったり半額だったり

よくわからなかった

 

 

 

 


私の収入は

奨学金とアルバイトのみ

奨学金は借金であるのに

それを収入ととって良いものか?

と疑問に思った

 

 

 

その後もとにかく

お金に困った学生生活だった

 


教育実習では

実習先の学校の近くに間借りした

友達が部屋を準備してくれて

家賃もと折半した

費用は抑えられたが

実習中はお金が出て行くのみで

その間バイトはできなかった

実習の前後でかなりバイトをした記憶がある

卒業のための最後の授業料のお金が足りず

妹に借りた

 


卒業の間際

私は仕事に行くため

自家用車が必要になった

自動車学校の費用はゼミの教授に借りた

親戚に頭を下げて

小さな軽自動車を買う費用を借りた

初任給が出るまで

食事はパスタで過ごした

 

 

 

私自身

お金の使い方が上手だったわけではない

学生時代に

寮から引っ越しをした

大好きなギターを買った

バイトをしていない期間もあった

バイクに乗りたくて

週7でバイトして

半年で30万貯めてバイクを買った

遠出をして遊んだ

彼女と旅行に行った

飲み歩いて酔っ払って

金もないのに後輩に奢った

サークルの会もきちんと払ったし

学園祭では出店でものを買った

 

 

 

でもこれって

普通だと思う

人と違うのは

困った時にすぐ誰かから

助けてもらえるかどうかだ

 


私の場合

周囲の人がみんないい人で

お金がないことについて分かってて

いろいろ気を使ってくれたし

奢ってもらったこともあった

 

 

 

大学に普通に行っている人

特に

奨学金を借りなくても大学に通えている人は

とても恵まれていると

私は思う

 


私は

齧れるスネがあることはいいことだと思う

お金のことを考えず

学問に遊びに

自由なことをすることができる

お金がない私でも

自由に様々な体験ができた

だからこそ

近しい人から支援してもらえる

その有り難みを感じて

生きていたいと思う

 


大学4年間で

家庭の支援の有り難みを

ひしひしと感じた

かなり代償は大きかったが

我が子には

そういう苦労をせず

勉強に遊びに大いに羽を伸ばせるよう

蓄えを作ってあげたいと思う

 

 

 

今頃は

大学に進学する人も多く

お金さえ積めば入れる大学もあるらしい(不確定情報)

大学で学生にマナーを教えたり

中学校レベルの学習をさせることもあると聞いた(不確定情報)

非常に悲しいことだ

大学に行かせてもらえるほどの

経済力が家庭にありながら

それを無駄にしている

もったいない

 


というか

行きたくても行けない人に

分けてあげて欲しい

 

 

 

 

 

 

 


まあ

 


何が言いたいかというと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私のブログを読んだ大学生には

勉強に部活に遊びに

一生懸命になって欲しい

 

 

 

また

私のように

経済的に厳しいながら進学した人は

周りとの違いを気にせず

お金の使い方を考えつつ

たくさん遊んで欲しい

 


そして

私と違って

普通に大学に通える余裕がある

そんな学生には

やりたいことをやりつつも

留年や退学をしないで欲しい

 

 

 

なぜ大学に行ったのか

何のために

何を学びに

どういう大人になるために

大学に行ったのか

今一度思い出し

報われるかどうかは別として

努力して欲しい

 

 

 

以上

長くなりました