児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

役所も学校も警察も児相も、所詮人間。

当然っちゃ当然の話ですが、社会で生きる人はみんな人間です。人間がこの社会を作り、運営し、成り立たせています。

 

 

 

それはわかっているのですが、同じ組織にいても、人によって対応はいろいろです。役所で同じ部署で働いていても、対応の仕方は人それぞれ。

 

例えば、役所の窓口で住民票発行するだけの仕事でも、優しく教えてくれる人もいれば、淡々としている人もいます。何でもない話をしっかり聞く人もいれば、こちらの話を聞かずとっとと目的達成に動く人もいます。

学校の先生だって、お堅い感じの生真面目タイプもいれば、リーダーシップ発揮するタイプ、優しく癒し系なタイプ、サッパリとしていてビジネス感漂うタイプと、様々です。

警察でも、同じです。説得して落ち着かせるタイプもいれば、法律を盾にズバッと切り込むタイプもいます。不真面目そうでめんどくさそうにしているタイプもいます。

どんな組織で働いていても、そのキャラクターが仕事内容のプロセスを変えているように感じます。

児相だってそう。所詮は人間の集団決定機関。そこにいる人によって、考え方は変わります。

 

 

ホントは、それじゃいけないんですけどね。

 

 

 

 

 

そして、行政のお世話になる相手も人間です。役所に対して横柄な態度取れば、丁寧に対応してもらえません。(普通の人に適当で、クレーマーにはキチンと対応する人もいますが…)学校に文句ばっかり言って先生から敬遠される親もいるし、警察に食ってかかってすぐ送致される人もいます。

「こっちは税金払ってるんだから、きちんと仕事しろ!」と言って無理難題突きつける方も、たまーーーに見かけます。果たしてそう言うことで、自分に利益があるのかどうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

当然、税金の使い道を決めているお偉いさんに、税金の使い方について批判することは大切です。私だって、今の政治に不満はあります。それに従わないといけないことは、ツラい部分もあります。ただ、税金で給料もらっている以上、お偉いさんの言うことは聞かないといけません、、。結構、苦痛。

ただ、末端の人間にクレーム入れられても、「法律で決まっています。」としか言えません。

 

 

 

 

 

 

 

 

児相職員としてケースワークしていて、ひとつ方針を決めたとします。それについて、賛辞も批判もあります。それは、外部からも内部からもあります。

所詮人間が作り出したこの社会。正解なんか、ありません。

人を傷つけることは犯罪ですが、昔は暴力で土地を奪い合っていたんですよね?正しいことなんか、その時々で変わるんです。

 

 

 

 

所詮、人間。間違いを繰り返す生き物が作り出した社会だから、この世は課題と矛盾で溢れています。

必要なことは、私たちがただただそれに立ち向かって、自分の居場所を作ること。それだけです。

 

 

公務員辞めたら、組織に守ってもらえなくなるのですが、私は私なりの答えを見つけて、自分の居場所を確立したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

相手は、所詮、人間。