学校の先生を客観的に見てわかること
本日の業務で複数の学校と連絡を取りました。児相は、気になる情報が入り次第、所属している保育所、幼稚園、学校、その他医療機関や福祉施設に連絡をして、その家庭がどんな家庭か、子どもや親の様子等々を調査します。
当然のことながら、平日たくさん関わってくれている、担任の先生から聞き取ることが多いのです。
さて、タイトルにもありますが、私は現在、児童福祉司なので、行政職員として学校と関わっています。だから客観的に"教員"という職業人を見ることができます。
端的に申し上げると、教員はクセが強い。
誰がどうとか批判するわけでもなく、クセが強い教員にぶつかることが割合多いのですよ。
傾向として多いのは、「私はこんな風にばっちり対応してますぜ!」と自己主張の強いタイプです。
まあ確かに職員室に居ればわかります。自己主張できて、芯が強くて、プライド高くて、こだわりが強い人が多い。
学級という、人として未熟な生物をまとめ上げるには、それくらいの気概がないとやっていけないのでしょう。
それがいい時も悪い時もあります。
プライドを持って学び、適切に対応した上で児相と連携していただくと、こちらとしても有難く、支援もスムーズです。
でも、落ち度があったり、学校で出来ることを遂行出来ていない場合もあります。その時は、恐れ多いですが、指摘して再度対応にあたってもらわないといけません。その時の先生方の対応は結構辛辣で、言い方を間違えると「児相は何もしてくれないのか!」と言われかねません…(経験あり)
教員の内部事情を考えると、強く言えないのです。過酷な長時間労働、突発的なことが日常茶飯事で、終わりの見えない事務作業、どれだけ熱心に働いても増えない給料…。そんな中で、児相の調査に協力していただけることについて、先生方には感謝しかありません。時間外に訪問しても、「子どものためなら」と言って対応してくれる先生方ばかりです。頭が下がります。
それにしても、クセが強い。うん。
ただ、学校の先生だって人間なので、成功もあれば失敗もあることは理解しているつもりです。その時々で、依頼を受けて適切に関わることができれば、といつも思っています。
〜全国の先生方へ〜
いつもご協力ありがとうございます。先生方のお陰で、日本の教育が成り立っています。
児相からの依頼に、疲れるときもあるかと思います。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
それでも、児相は子どもの安全のために、日々対応に追われています。
教育と福祉、分野は違えど、同じ「子どものため」。どうか、依頼があった際には、お互いの持ち場を確認して、できる範囲で連携、協力しましょう。
今後ともよろしくお願いします。
今日も一日、お疲れ様です。