児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

施設の食事

我々が生きる上で欠かせないもの

食事だ

 

 

普段の食事は

栄養士が考えたメニューを

調理士が作るものだ

所謂、学校給食のようなものである

 

それに当たらない食事も多数ある

 

 

 

①高校生のお弁当

 

朝早く、弁当箱を食堂に持参する

そこで、調理士が作っておいたおかずとご飯を弁当箱に自分で詰める

ここでの良いところは、好き嫌い関係なくおかずを選んで詰めることができることだ

当然、調理士からは「揚げ物ばっかりじゃない?」「野菜も入れなきゃ」「量、少なくない?」などと小言は入るものの、強制されることはない

"残さず食べれる量にする"ことが決まりだ

余ったおかずは、小中学生の朝ごはんに出されるのである

また、パンを注文する日もある

自分で事前に表に希望のパンを書いておけば、朝準備されている

 

 

②クッキングデー

 

担当職員が同じ入所児童をひとまとめにして、「ホーム」と呼んでいた

そのホームみんなで昼食や夕食を作る

男子のホームはスタミナ系

女子のホームはイタリアン系になることが

多いような気がする

小学生から高校生までで

わいわい料理するのは楽しかった

 

 

 

③誕生日リクエス

 

誕生日が近づくと

栄養士の先生が「希望の献立はある?」と聞いてくる

それに答えると、希望の献立が設定される

つまり、誕生日に食べたいものが食べられるということだ

ただし、衛生管理上、出せないものもある

生の食べ物なんかは難しい(刺身はダメだと言われた)

また、全員に同じメニューが行き渡る仕組みなので、若干のマイナーチェンジはある(ステーキ→サイコロステーキみたいな)

リクエストで多いメニューは、唐揚げとカレーだった気がする

私は、魚が好きだったため、「煮魚」をリクエストしたところ、魚嫌いがそこそこいたらしく「ヨウ、お前、魚リクエストすんな!」と友達から言われたこともあった笑

 

 

 

④イベントでの食事

 

施設の夏祭りの時は、出店の引換券をもらって食べたりする

クリスマス会のときは、オードブルとケーキを食べる

お正月は、おせちを食べる

ホーム旅行なんかに行くと、行った先で出るバイキングやらを食べることもある

 

 

 

 

 

どんなものを食べるか、もそうですが

誰と食べるか、も大切ね

 

 

 

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