児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

居室

幼児は一括で同じ部屋

 

基本的に2〜3人部屋で

私が住んでいた部屋は3人部屋だった

 

小学生は小学生と

中高生は中高生と同じ部屋

同じ部屋の子どもは

担当職員も同じというわけだ

兄弟を同室にしたり

性格などを考慮して決められていたようだ

子どもの意見は特に考慮されなかったが(笑)

 

私のいた部屋では

クローゼット、タンス、ロフトベッドが与えられ

そこに自分の荷物をまとめていた

部屋によっては和室で押入れがあって

ベッドがない部屋もある

 

居室の掃除は

自分の部分を自分でする感じで

ぐちゃぐちゃの人もいた

それが嫌で代わりに片づけてあげている子もいた

 

年に一回部屋替えがある

担当職員が変わったり

学年が変わったりすることで

入る人数が変わるのだ

 

私は他の子どもと違い

特に希望していなかったが

いつも3人入ることができる大部屋で

入所して一度も

机もベッドも荷物さえも動かしたことはない

今思えば

勉強するためにはかなり良い環境だったことと

それを職員に伝えていたため

配慮してもらっていたのかもしれない

 

 

 

 

 

懐かしい

 

高校2年のころ

同室の一つ年下の友達が

朝起きるのが苦手で

自前のコンポを目覚ましにしていた

毎朝7:00に爆音で流れる

湘南乃風の「黄金魂

 

けやぶれーそのとびーらー

ぷらいどーなどなげうってー

でっどおあらーあーいぶ

 

立ち上がって恐れずに前へ走り出しそうな朝を

毎日迎えていた

 

 

私の好きなコブクロを流してくれることもあった

 

 

いい友達を持ったものだ

 

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