児童養護施設から自立した話

児童養護施設出身の筆者が綴る大したことのない日常の話

普通の人生〈ブログ概要〉

もし、普通の人生が送れたなら

 

 

と、ふと思う

 

 

家族と離れ

社会的養護を受け

人とは違う育ち方をした

 

 

しかし

 

 

「普通の人生」とは

一体何なのだろうか

 

 

 

誰しも何かしらの困難を乗り越え

それなりの努力をして

「普通」になる

 

 

高校生くらいまでは

周りの人を羨んでばかりで

「あいつは普通でいいなあ。」と

思っていた

 

 

社会に出て

学び

多くの人や物事と触れ合い

視界が広がるごとに気づかされる

 

 

普通の人生などない

 

 

ゴミ出しで挨拶するおばあちゃんも

近所でチワワとコーギーを散歩させてる兄弟も

でっかい家のでっかい庭でラジオ体操してるおじさんも

毎朝すれ違う疲れた顔で軽自動車を運転しているお兄さんも

なぜかやたらと明るい挨拶をするキリッとした新人女子社員も

職場で人の悪口ばっかり言うくせに仕事は全然しないおばちゃんも

駅の改札あたりで野良猫にエサあげてるボサボサ頭のおっちゃんも

赤ちゃん抱えながら幼児くらいの子どもの手を引いて洋服選んでいるママも

やる気なくティッシュ配っているお姉さんも

人に手伝ってもらいながらバスに乗り込む車椅子の人も

飲み会の帰りに乗るタクシーの運転手も

 

 

世の中の人はみんな

誰かのお腹から生まれ

何かを頑張り

何かを乗り越え

何かに挫折し

それでもなんとか生きているのかもしれない

筆者もその中の1人だ

 

 

そんな街の風景の一部を垣間見て

読者の方々の暇つぶしになればいいなと

 

そして

 

僕自身の過去の苦しみが

ブログを書くことで少しでも晴れ

普通の人生に近づけたらいいなと

 

 

気楽に読んでいただけたら

ありがたいです